20才代30才代は自分の体臭が悩みの元になる

加齢臭は元から絶たないと解決できない？

「加齢臭」の元はすでにご存知かと思いますが
「ノネナール」という脂肪酸です。
この「ノネナール」は40歳過ぎると
男女問わず、誰でも体の毛穴から発生します。

「ノネナール」は、皮膚に潤いを与える「皮脂腺」から分泌されます。

「皮脂腺」の分泌は男性ホルモンで促進されるので、
老年の入り口60歳くらいまでは、
男性のほうが女性より強く発生します。

ところが、60歳を過ぎると女性は女性ホルモンの減少により、
女性内の男性ホルモンが優位になるので、
男性よりも女性のほうが臭いが
強くなるという結果報告もあります。

この「加齢臭」は誰にでもあるのですが、
稀に若い30代から発生したり、
臭いが急に強くなる場合は「生活習慣病」との
関連が疑われますので注意を必要とされます。

「ノネナール」は中高年になると「皮脂腺」の中での
パルミトオレイン酸という皮脂油が溜り、
活性酸素や過酸化脂質で酸化されて臭いとして発生します。

中高年になると血液中に通性脂肪や
コレステロールが増加すことにより、
活性酸素や過酸化脂質で酸化された
悪玉コレステロールが血管内に溜まり、
動脈硬化から高血圧、心筋梗塞、などに進んでいく
「生活習慣病」の発生過程と同じシステムです。

この結果を鑑みれば、加齢臭には「メタボ臭」になる
危険性を伴っているということです。

もし、貴方の体臭が加齢臭のような臭いを発生させ、
それが急に強くなってきたと感じたら、
貴方の体内でメタボの状態が
進行している予兆かもしれませんので、
貴方の体からの危険警告であると捉えて、
ご自身の健康に留意する必要があるでしょう。

日々に生活の中で、ストレスやお付き合いによる
暴飲暴食を出来るだけ避けて、
慢性的な運動不足、睡眠不足にならないように心がけて下さい。

特に日々口にする食事は、
抗酸化作用のあるビタミンＣやビタミンＥを
多く含む食品を積極的に摂取するようにしましょう。

更に「加齢臭」対策で、
最も大切なことはストレスをためないことです。

過剰なストレスは、
活性酸素を増加させ皮脂を酸化させるので、
「ノネナール」以外の脂肪酸も増加させてしまいます。

「ストレス臭」と呼ばれる物は
このような皮脂が酸化されたニオイを指しています。

特定の人々が集まる職場に置いては、
仕事に対しての強い不安を持っている人や
人間関係に悩んでいる人などいます。

職場に置いてのストレスが「ストレス臭」という形で
ご自身の体内で増加していき、
悩みを強くする傾向も散見されます。

気を付けなければいけないのは、
臭いに対する過剰な反応が、
ストレスとなり、少しづつ心に
蓄積されていくことです。

蓄積されたストレスにより、
体内で作り出され、排出された臭いが原因で、
体臭に対する悩みが心をむしばみ、
さらなるストレスを産んでいくという
悪循環に陥るかもしれない事です。

この過剰なストレスによる悪循環を断ち切るには、
スポーツや趣味などで上手に解消すると同時に、
ニオイに対する意識や態度、
お手入れの手段を変えることも必要です。

出来ることなら、1日に1回は入浴して体の皮脂汚れを
落として、着るものもまめに交換されることが良いでしょう。

仕事柄遅く帰宅する頻度が多いと
寝る前の入浴は億劫になりがちですが、
5分ほどシャワーで洗い流すだけでも
かなりの効果が期待できると思います。

心に悩みが出来ても、落ち込まないでください。

悩むってことは、自分が生きている証拠なのです。

そして、解決できない悩みは、
あなたの周りには存在していないのです。

大丈夫、大丈夫、くよくよしないで
明るい笑顔で毎日を過ごしましょう。