プライベートな恋愛を歌った名曲
「アルバートハモンド」の名前を聞くと
「カリフォルニアの青い空」を思い浮かべる方もいるでしょう。
今回は1973年にリリースされ、日本のヒットランキングで
1位になったヒット曲「落ち葉のコンチェルト」を取り上げました。
この曲の歌詞には「落ち葉」も「コンチェルト」も出てきません。
それでも、納得させてしまう魅力があふれています。
1973年の10月第4週目に日本のラジオ番組
「All Japan Pop20」で、第1位に輝きました。
この曲のベースとなった話として、
「アルバートハモンド」と女優「テリー・ムーア」との
恋愛を描いた作品だと言われています。
この曲の邦題の名付け親はCBSソニーのディレクター高橋裕二さんで、
原題「For The Peace of All Mankind(すべての人類の平和のために)」を
発売予定日の季節に合わせて改題しました。
愛におぼれた男の素直な心情が歌われた
「アルバートハモンド」が夢中になった「テリームーア」は
アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたこともある
当時のビッグスターです。
そんなきれいな女性に恋い焦がれ、
独りで過ごす時の苦しさを
儚いメロディに乗せて訥々と歌われています。
儚い恋に身を漕がれるのは女性だけではないのですね。
晩秋になる頃聴きたい曲です。
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